法隆寺|格子越しに薬師如来さんから不思議なものが降ってきた話

奈良国立博物館の仏像館で飛鳥時代の仏像を見て、久しぶりに法隆寺の薬師如来さんに会いたくなりましたので行ってきました。格子越しにぼーっと眺めていると、思いがけない不思議な体験をしました。

法隆寺

法隆寺公式サイト

↓桜井識子さんが法隆寺で念願の聖徳太子さんに会って飛鳥時代の仏教について聞いたお話はこちらの本に書かれています。

桜井識子さんのブログ

識子さんが「おみちびき」の取材で法隆寺を訪問されたお話です。

奈良国立博物館の仏像館を見て

先日行った奈良国立博物館の「神仏の山 吉野・大峯」の展示の時に仏像館(入場料に含まれています。)にも行って、飛鳥時代の仏像がたくさん展示されているの見ました。その優しいお顔を見て、久しぶりに法隆寺の飛鳥時代の薬師如来さんに会いたくなりました。

ちなみに仏像館は改修工事のため、令和8年9月14日(月)より約1年半の間、休館になります。現在特別公開されている金峯山寺仁王門 金剛力士立像が見られるのは令和8年9月13日(日)までです。明るい部屋で柵なしに、正面だけでなく、横からも見放題なのは今だけです。

↓こちらが仏像館で展示されている金峯山寺の仁王像です。

車で法隆寺へ

前回の参拝は「おみちびき」という本が出版された後だったので4年前です。もう本の内容も忘れかけていたので、法隆寺へ行く道すがら、運転中の夫に読み聞かせをして2人で内容を確認しながら行きました😁

おすすめの駐車場

国道25号線から南大門に向かって参道を北に進み、一番奥まで来たら左に曲がります。そのまま少し行くと右手には200円/1日、左手には300円/1日の駐車場があります。それ以外の駐車場はだいたい500円/1日でした。

南大門

南大門から入ります。

↓南大門を入ると広い参道があります。正面に見えるのが中門。奥には五重塔が見えています。

中門

中門です。

↓中門には桜井識子さんが「魂の入り具合が特別」と表現される仁王さんたちがおられます。私もご挨拶して進みました。

西院伽藍

拝観料を払って西院伽藍エリアに入ります。拝観料は1人2000円でした。私にとっては頻繁にお参りできるお値段ではありません。「これはしっかりと味わわねばっ😤」と鼻息が荒くなりました。

前回とちがうのは参拝者の多いこと。特に小学生が次々とやってきます。ワイワイとにぎやかでした。放出されるエネルギーがすごいです。バスガイドさんが五重塔や、金堂、仏像について説明してくれていますが・・・昔の私がそうであったように興味はなさそうでした🤭

西院伽藍はこのような回廊で囲われています。

↓金堂と五重塔

日本最古の五重塔

中には入れませんが、扉が開いていて内陣の塑像(そぞう)群を見ることができます。

金堂

小学生とあまりかぶらないように金堂に入ろうと思うのですが、そんな企みはすぐに打ち砕かれます。このままでは一生入れないのでは?というほどの子どもたちの数でした。それでも少し空いた時に入って、薬師如来さんに会いに行きました。

私は日記アプリに参拝記録を残しています。4年前は識子さんの真似をして健康に関するお願いをしました。今回は前回のお願いに、もう少し追加してまた健康のお願いをさせていただきました。

内部の写真撮影は禁止ですが、法隆寺のホームページでばっちりお姿を見ることが出来ます。

金堂内のお参りスペース

法隆寺の金堂のお参りエリアは、たとえるなら「通路」や「廊下」のような場所です。幅は狭く、大人が2人並んで通れるくらいです。係の方も「通してあげてください。見る人は階段に上がってください」と声をかけておられました。

金堂に入って右に曲がって進むと、右側に薬師如来さん、お釈迦さん、阿弥陀さんの順に見えてきます。お参りしたい場合は、一歩右へ寄って2段の階段を上がり、少し近づいて拝む形になります。

それぞれの仏様の前の扉は開いていますが、内側にもう一枚、下部が木製で上部が金属の格子状になった扉が閉まっています。ちょうど、ドアは開いているけれど網戸が閉まっているような感じです。仏様は格子のすぐ内側ではなく、少し奥におられます。

ただ、格子が5センチ四方ほどの大きさなので、自分がうまく動いて位置を調整すれば、仏様のお顔をきれいに収めて見ることができます。

金堂にはお賽銭箱がないため、小学生だけでなく大人や外国人観光客も、ほとんどの方が「参拝」というより「国宝を見学している」という印象でした。手を合わせている人はほとんどおられませんでした。

これだけ多くの人が訪れているのに、お願いごとをする人がほとんどいないのは、見方を変えると、お願いをしたい人にとってはラッキーなのかもしれません。😄

大講堂とパワースポット

奥に見えるのが大講堂です。こちらは「お参りエリア」という感じなのでたくさんの人が手を合わせています。大講堂に安置されているのは平安時代の薬師三尊像です。こちらは私たちに馴染みの深いお姿をされています。

写真中央の灯籠の手前が「おみちびき」の中で太子さんが識子さんに「あそこに立ってみよ」と言われた場所です。識子さんは「高度なパワースポット」と表現されています。

2回目の金堂 格子の中に降った不思議な光のしずく

せっかく薬師如来さんに会いに来たので大講堂をお参りした後でもう一度会いに行きました。2回目は少し人が少なめだったことと、自分のお願いはもうすでに言い終わっていたこともあって、少しぼーっとしながら、5センチ角の格子の間から薬師如来さんのお顔を見ていました。

するとその格子の枠の中にポタッポタッとキラキラ光る雨粒が3回ほど落ちました。え?なに?と思っているとその雨粒の後ろにもっと細かい霧雨のような雨が降っています。最初は「雨が降ってる・・・」とまだぼーっとしていましたが、急にはっとして「大変だ、雨だ、お堂の中に雨が降ってる」と思ってよく見ようとすると雨は消えました。

きっと薬師如来さんが、見せてくださったのだと思います。私はこんな不思議なことにはなかなか遭遇しないのに、なんでもっと味わっておかなかったのかと後悔しています😣

聖霊院 ―個人的なお気に入り―

実は私が金堂の次に好きなのは聖霊院です。お気に入りと言いながら写真を撮っていませんでした😓

聖霊院は西院伽藍を出て、東に向かってすぐのところです。聖徳太子像が安置されているのですが秘仏ですので扉は閉まっていて見ることはできません。ではなんで好きなのかというと、ここは参拝者にゆっくりしていってねという雰囲気を出しておられるからです。階段を上がったところにベンチが一つおいてあります。それだけではなく広めの縁側のような空間もあるので座れるようになっています。向かい側に池があって、眺めながらゆっくりできるのです。

4年前に初めて来た時、私たちや外国人の方も含め7・8人が座っていました。そこへ雨が降ってきました。縁側は濡れないのですが、階段の下で脱いだ靴は微妙に濡れそうです。すると管理されている男性が階段の上にささっとブルーシートを敷いて、階段を下ったり上がったりして参拝者の靴をどんどん上へ運んでくださいました。(階段は8段ぐらいあります)申し訳ない気持ちとともになんて優しい方なんだろうと感激しました。

今回はベンチが空いていたので座らせていただいて池を眺めていると、小学生たちが前を通り過ぎていきました。

ガイドさん「みんな、『柿食えば、鐘が鳴るなり法隆寺』って知ってる?」

小学生「あー、なんか聞いたことある!」

という他愛ない会話を聞いて癒されていました。

東大門を出たところ

東大門を出て夢殿へ向かう参道です。この参道の右側が特別な空間なのだそうです。

↓少し寄ってみました。

↓この築地塀に思いっきり近寄ったところが特別なのだそうです。

東院伽藍・夢殿

↓夢殿です。

↓絵殿・舎利殿です。

法隆寺を訪れるなら

奈良には桜井識子さんが紹介された神社仏閣がたくさんあります。一泊では足りないくらいありますので、日帰りはもったいないです。法隆寺から奈良公園までは車で30分ぐらいです。7月に世界遺産に正式登録される予定の「飛鳥・藤原の宮都」までは車で40分ぐらいです。

最後に

今回の法隆寺は、薬師如来さんが見せてくださった不思議な光のおかげで、忘れられない参拝になりました。あのキラキラと光る雨粒は、思い出すと今でも夢のようです。もっとじっくり味わえばよかった……という後悔も含めて、私にとって特別な思い出になりました😊

聖徳太子さんが残そうとした飛鳥時代の仏教を感じに行かれることをおすすめします。

  

聖徳太子さん、役行者さんのことが詳しく書かれています。

↓こちらの本にも法隆寺が登場しますが、この時の識子さんは聖徳太子様と会えなかったため、法隆寺については比較的スタンダードな紹介となっています。

とはいえ、本書の魅力はそれだけではありません。大阪・京都・奈良・滋賀の神社仏閣が数多く紹介されており、読み進めるうちに「ここにも行ってみたい!」と思う場所が次々と出てきます。私自身、この本をきっかけに訪れた神社仏閣がたくさんあり、今では未参拝の場所が数カ所しか残っていないほどです。

関西の神社仏閣巡りが好きな方には、見どころ満載の一冊としておすすめします。