読み返したいお話

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元気になりたい時や大事なことを忘れている気がする時に読み返したいお話を集めました。

どんな人の中にもポジティブな自分とネガティブな自分がいるのではないでしょうか。辛い時にポジティブになろうとしてもなかなか簡単にはできませんが、やっぱり明るく生きていきたいと思うお話です。

識子さんの心に残っているテレビ番組のお話です。ガーナに住む貧しい兄弟のお話です。識子さんはこの兄弟を見て「人間は、尊く、崇高なものなのだ」と感じておられます。

「大峯千日回峰行」 という、吉野山で行をされた、塩沼亮潤さんという大阿闍梨の本の内容を紹介されています。千日回峰行ってこんなにも過酷なのかと驚きます。そして、私も反省しました。不平不満を言う前に与えられているものに感謝するべきだなと思います。

97歳の利用者さんとその奥様のお話です。昔の男性なので、威厳がある感じです。奥様はお見合い結婚だったから愛されて結婚したのではないと思っていましたが識子さんには若い頃の利用者さんが奥さんのことを「好きで好きで仕方がない」と思う姿が見えました。それが見えなくても、日常の様子を注意深く見れば愛情深いことはちゃんと見えるというお話です。

識子さんが福祉用具専門相談員のお仕事を退職される時のお話です。一生懸命お仕事をされたご褒美に神様がくださったと思われる前世の特攻隊員についての貴重なお話を聞く機会を得ておられます。他の利用者さんたちからも温かい言葉を受け取られたり、気持ちの伝わるお別れしたりしておられます。

識子さんが落ち込んでいた時や心穏やかではなかった時に声をかけてくれた認知症の利用者さんたちのお話です。普段は情緒不安定で弱々しい方が、強く優しいお母さんのように識子さんを励ましたり、中程度に認知症の進んだ方が、識子さんの視点をそっと変えてあげたりする様子がとても美しいです。

胃ろうをしている寝たきりで重度認知症の利用者さんのお話です。話しかけても返事はなく、いつもぽかーんとした顔をされている方です。その方が夜中にずっと起きておられる様子なので識子さんが話しかけるとしっかり会話ができるだけでなく笑ったり冗談ぽいことまで言われるという不思議なお話です。次の「親心」とセットで読んでください。

「認知症の不思議」の続きです。認知症で寝たきりなのに胃ろうをされたことに全く不満がありません。不思議に思っているとそれは親孝行な娘さんのためだったことが分かります。「娘の為なら体がしんどいことくらい我慢出来る」と溢れんばかりの愛情で懸命に生きておられることが分かります。