京都市伏見区日野にある法界寺に参拝しました。アクセスはいいとは言えない場所ですが、秘仏であるご本尊の薬師如来立像が特別公開されていたので行ってみました。
桜井識子さんが法界寺を参拝されたお話はこちらの本「京都でひっそりスピリチュアル」に書かれています。
日野薬師 法界寺
桜井識子さんのブログ
阿弥陀様のことを「重厚で慈悲に満ちあふれていて、ありがたい・・・と魂が感じる、そんな仏様です。」と紹介されています。
法界寺 入口

入口の門です。門前の道路はとても狭いです。門に向かって右に進むと駐車場があります。ホームページによると6台ほど停められるとあります。近くにコインパーキングはないので入れるか心配しましたが、私が行った時に停まっていたのは1台だけだったので、無事停めることができました。


この門を入っていくと左手に受付があり、そこで1500円納めました。特別公開ではない時は500円で阿弥陀堂だけ入れます。(2025.11月現在)
受付の方に薬師堂に行ってから阿弥陀堂へ行くよう案内されました。
薬師堂

特別公開ってワクワクする・・と思いながら上がらせてもらいました。中に入ると男性が説明もしてくださいます。説明が終わると一人でゆっくり見られます。すぐに見られるのは鎌倉彫刻の十二神将像です。私はなぜか十二神将さんたちが大好きなので、十二神将像があるとめちゃくちゃジロジロ見るのですが、ここの十二神将像は「こんなにきれいに残っているの?」と驚くほど状態がよく、かっこよかったです。
つづいて、右側から回り込むと、公開されている薬師如来立像と日光菩薩立像・月光菩薩立像の左側面を見ることができます。正面からは見られませんが、横に大きな写真が置いてあって、正面からだとこんなお姿なのだと分かるようになっています。シュッとした感じの優しいお顔でした。ホームページによると「子授け、授乳、安産にご利益がある」ことで有名な仏様のようです。

出口には、三宝にこのようなお守りがたくさん並べられていて、「お一人様、お一つずつお取りください。」と書かれていました。ありがたく一ついただきました。うっすらと薬師如来様の御真言が見えるようになっています。
阿弥陀堂

続いて阿弥陀堂です。桜井識子さんが、べた褒めされてたので、どんな仏様かな・・・と気持ちが高まります。
一歩お堂に入ってみると阿弥陀様がバーンと目に入り「わぁ!」と声が出そうになりました。存在感がすごいのです。仏像だけでなく、お堂全体が存在という感じです。(伝わりますでしょうか💦)
こちらは女性が説明をしてくださいました。この説明もすごかったです。何も見ずに流暢に説明が続くので「よくそれだけ覚えましたね」と言いたくなるぐらいでした。歴史から阿弥陀堂内の柱や壁のことまでとても詳しく教えてもらえます。
説明が終わったらまずは正面でお参りし、その後ゆっくりと右側から阿弥陀様の後ろを通って一周しました。そのまま帰るのはもったいないので阿弥陀様の正面にたくさん並べられていた座布団の一つに座らせていただき、ぼーっとしたり、話しかけたりしていました。
すると、少しずつ空間に馴染んでいくのか何故かふわ~っと幸せ~な気持ちになりました。
境内

木々が紅葉していてとてもきれいでした。写真は撮りませんでしたが、蓮もいっぱいあったので花の時期も来てみたいなと思いました。
最後に
今特別公開をしていることは、友人に教えてもらってたまたま知りました。不定期の開催らしいので調べてみると、前回は9年前の2016年のゴールデンウィークに51年ぶりに開催されたそうです。そこから今回、9年ぶりの特別公開だったようです。(もし、今日ブログを見てくださる方があれば、一応明日2025.11.9まで特別公開しています。)
薬師如来様にはなかなかお会いできませんが、ここは阿弥陀様だけでも行く価値があります。私は自分ではもうどうしようもないなと思う悲しい気持ちの時は阿弥陀様に会いたくなります。今のところ、そういう時は浄瑠璃寺(京都府木津川市)の阿弥陀様に会いに行っていますが、これからは法界寺の阿弥陀様もいいなーと思いました。
桜井識子さんが浄瑠璃寺を参拝したブログはこちらです。
参拝の後、一人でコーヒーでも飲みに行こうと車で移動したのですが、その途中の道路の街路樹がきれいに紅葉していました。この季節によく見る光景ですが、この時は「あー生まれてきてよかったなー」と思いました。きっと阿弥陀様の波動を浴びて素直に生まれてきた喜びを感じられたのだと思っています。
識子さんの足あと


